イギリスのパンクバンド「The Jam(1977年結成)」のリーダーとして活動していた「Paul Weller」は1982年に同バンドを解散し、同じく「The Jam」のメンバーだった「Mick Talbot」と「The Style Council」を結成。シングル「Speak Like A Child:1982年」でデビューを果たします。
彼らの音楽スタイルはロック、ジャズ、ソウル、ファンクなど様々な音楽がミックスされていて、その洗練さが評価され一躍世界の音楽シーンに躍り出ました。
バンド名を直訳すると「スタイル評議会」です。世界の音楽ファンが彼らを評価したんですね。素晴らしい事です。
「Shout To The Top」は「The Style Council」にとって7枚目のシングルで、当時バブル期の日本でもオシャレ・ミュージックとして人気でしたが、曲の内容は労働者階級のへの若者の怒りを表した所謂プロテスト・ソングなんです。この辺りは流石元パンク・バンドですね。
あまり知られてませんが、この曲実は映画「Vision Quest~青春の賭け:1985年」のサウンド・トラックで使用されました。
このサントラでは他にも「Madonna」「Journey」「Don Henley」「Foreigner」等層々たる面子が参加しています。映画の中でもパブのクラブ・シンガー役で「Madonnna」が「Crazy For You」を歌っていて話題になりました。
昔の思い出になりますが、当時(高3)付き合っていた彼女と初めて観に行った映画がこの素晴らしいB級映画でした。
内容はまったく知らなかったのですが、自分がデビュー前から入れ込んでいた「Madonna」が出演するという事だけで観に行った記憶があります。
「あの娘は今どうしてんだろうな~」この映画のDVDを観ると今でも当時の事を思い浮かべます。←「まだ好きなのかよ」と突っ込まれそうですね(笑)。
The Style Council – Shout To The Top [Polydor:1984]