現代のダンス・ミュージックの「始祖」と言って過言ではない「House Music」。長い間この音楽は一つの傾向を示すもので、音楽ジャンルではありませんでした。
知っての通り、「House Music」という名前は、「Frankie Knuckles」がプレイしていたシカゴのクラブ、「Warehouse」が由来とされています。
Frankie Knuckles [1955/01/18~2014/03/31]
この「House Music」がジャンルとして確立した過渡期に必ず語られるのが、「D.J. International Records」と「Trax Records」の2大シカゴ・ハウス・レーベルです。
共にHouse Musicの聖典として名高いレーベルです。リリースの数では前者の方が多いけど、どちらかと言えば後者の方が若干評価が高い気がします。
私も「Trax Records」は大好きで、未だに自分の音楽に迷いが生じたり、基本に帰ろうと思ったときに、「Chicago House」に回帰する事が少なくありません。
今回紹介する曲は、まだ「House Music」と言う言葉すら存在しなかった1980年代前半から音楽制作を開始し数々のクラシック・ハウスを生み出した、「Marshall Jefferson」のプロジェクト、「Virgo」の早すぎた傑作と言われる名曲です。
Marshall Jefferson [1959/09/19~]
彼もまたハウス・ミュージック・レジェンドの一人です。因みに「Deep House」は、「Marshall Jefferson」が定義したと言われています。もちろん彼は未だ健在です。まだまだ頑張って欲しいですね。
Virgo – Free Yourself [Trax Records:1986]