「Wham!」の数ある名曲の中で一番フロア向きなのがこの曲だと思う。実際世界中のディスコでプレイされてたし、音に対して最もシビアなクラウドが集う「Paradise Gagage」でもかなり人気っだった様です。
◆Wham!
踊るには丁度いい速さ(BPM115)で淡々と進むエレクトリックなファンク・サウンド。DJ的にはかなり繋ぎやすく、前後の曲のジャンルをクロスオーバー出来るので選曲しやすいんです。
しかも当時は空前のWham!ブーム。この曲は3曲目の全米1位となった事で知名度は抜群なのでハズす可能性はかなり低い。
※BPM(Beats Per Minute)
1分間における拍の数。
歌詞は男の嘆きを語ってる様で…
僕の彼女は見たものを全て欲しがる。だから僕は彼女の欲望を満たすために働いてる様なものさ。最初は理想の女性だと信じてたのに、今じゃ彼女に吸い取られ続けてクタクタだよ。何でこんなに頑張らなくちゃいけないんだ?誰か教えてよ…
男なんてこんなもんです。常に頑張らなくちゃいけません。吸い取られてナンボです。まあ、自分は貢いだ事も、貢がれた事もございませんがね(笑)。
因みにこの曲(George Michael:作詞作曲)、「George Michael」が同性愛者であることをカミング・アウトする前に書かれた曲なので、歌詞に登場する「you」は「女性」を指していると言われてます。タイトルにも「She」入ってるしね。
という事は、この頃はストレートだったのか?元々両方だったのか?否、「She」は「He」の隠語なんじゃない?…等と下衆の勘繰りをしてしまう自分がいますが、そんな事はどうでもいいですね。スミマセン。
カミング・アウト以降、「George Michael」は女性を対象としたラヴ・ソングを書いてませんが、男性を対象とした曲はあるかもしれません。その辺の心情を考慮しながら彼を追っていくとまた新たな発見があるかもしれないですね。
やっぱジョージは天才だな。これに尽きる♪
Wham! – Everything She Wants [Epic:1984]