あまり知られていないけど、「Whitney Houston」は10代の頃モデルとして活動しながら「Chaka Khan」等のバック・ボーカルを努め、しっかりとした下積みを経験し、敏腕プロデューサー「Clive Davis」に見い出されデビュー(1983年)しました。
本曲は Houston のデビューアルバム「WhitneyHouston:1985年」からの2ndシングル。
実はこれもあまり知られてませんが、この曲カバー・ソングで、オリジナルは「Marilyn McCoo & Billy Davis Jr.」のマイナーヒット(1978年)なんです。
そしてこの曲から Houston は 7曲連続で全米シングルチャート1位を記録。これは「The Beatles」の6曲連続1位を超える新記録で、現在も破られていません(多分)。
この曲とても良い曲です。結構誰でも知ってます。それ故、結婚式で使われたりしてる様です…
でもこれ歌詞はめでたくはありません。
不倫を歌った曲で、すべての愛をその相手(男性)に捧げる内容なんです。
※ロンドンで撮影されたPVは、Houston が音楽プロデューサー(既婚)と恋仲になる役を演じていています。
以前友人(アメリカ人)と酒を飲みながら、結婚式に使って良い曲について話したことがあります。
まあ単純に自分が曲名を言って、それに彼が「Yes or No」を言うだけなんだけど…
例えば
自分:Whitney Houston – I Will Always Love You
※映画ボディーガード主題歌
友人:ダメでしょ
自分:Chicago – Hard To Say I’m Sorry
友人:無理でしょ
自分:Céline Dion – My Heart Will Go On
※映画タイタニック主題歌
友人:カンベンして Yo…
こんなやり取りをした数年後、その友人の結婚披露宴に行った時のこと。新郎新婦入場で掛かった曲が、「Cyndi Lauper – Time After Time」…..
メチャ切ないじゃないですか(笑)
後で訊いたら単純に好きだったからって言ってました。まあ、あまり考え過ぎるのもよくないのかな?
※アメリカ人って適当だな~。コイツだけか?もし「Saving All My Love For You」を結婚式で使うとしたら、新郎の不倫相手が2人の前でこの曲を熱唱する…かなりシュールでスリリングな状況になりますね(笑)。
ま、いいか。
ではまた~♪
Whitney Houston – Saving All My Love For You [Arista:1985]